道路建設による「史跡玉川上水」の現状変更を認めないよう求めます

11月1日より、以下の内容で署名を集め始めます。賛同団体、賛同人も随時募集しております(お名前をブログ、署名用紙に掲載します)。

11月1日(土)、2日(日)、3日(月祝)の3日間は、午後1時〜3時の間、玉川上水の328号線予定地周辺で署名を集めます(小平中央公園の東端の南側あたりです)。お散歩がてら、ぜひおでかけください。
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道路建設による
「史跡玉川上水」の現状変更を
認めないよう求めます
~玉川上水を小平3・2・8号府中所沢線建設のために壊さないでください~

文化庁長官 青柳正規様
東京都教育委員会御中
小平市教育委員会御中

歴史環境保全地域であり、国の史跡である玉川上水
昨年開削360年を迎えた玉川上水は、1999年(平成11年)、歴史的遺産とともに良好な自然を保護する必要がある区域として東京都の「歴史環境保全地域」に指定され、2003年(平成15年)には国の史跡に指定されました。都は玉川上水を「貴重な土木施設・遺構であると同時に、水と緑の空間として都民に親しまれ、学校教材にも取り上げられるなど、郷土史を学ぶ上でも非常に重要なもの」と位置づけています(『史跡玉川上水保存管理計画書』)。なかでも、小平監視所から旧小川水衛所に至る小平市部分は、開削当時の野方堀のままの法面を深く残し、他地域にはない渓谷のような美しい景観を見せています。その両側の遊歩道には、かつて住民が里山として利用したクヌギやコナラ等の樹木が茂り、武蔵野独特の風景を残しています。玉川上水と周辺の緑地は、日常的に自然と触れ合える学びの場であり、地域住民の生活に溶け込み、潤いを与えています。

道路計画と玉川上水
今、その玉川上水が、道路建設によって大きく姿を変えようとしています。東京都は、玉川上水を36m幅で分断し、小平中央公園横の雑木林を半分消失させる小平3・2・8号府中所沢線の事業認可を2013年8月に国交省から得て、現在、用地買収を始めています。この道路建設のために、玉川上水および隣接する林の樹木481本が切られる予定です。
玉川上水を横断、あるいは隣接して走る道路の計画は玉川上水全域で44本あり(東京都・H.9玉川上水保存管理指針)、そのうち26本はまだ手が着けられていません。小平市内だけでも、小平3・2・8号線と現在施行中の小平3・4・23線以外に、玉川上水を分断あるいは隣接して走る道路が、まだ今後7本整備される計画です。都市計画どおりに道路建設を認め続ければ、四季折々の自然の変化を楽しめる散策路としての史跡・玉川上水30kmは道路に寸断され、車の騒音と排気ガスでその価値を大きく失うことになります。

文化財保護法と玉川上水
史跡玉川上水を小平3・2・8号線建設のために変更するには、文化財保護法により、市および都の教育委員会と、文化庁の変更許可が必要です。『史跡玉川上水保存管理計画書』(平成19年東京都発行)は、玉川上水の「大きな現状変更に関しては、学識経験者等で構成される委員会等を設置し、検討することが望ましい」としていますが、この4車線道路による大きな現状変更にあたって、この委員会は設置されていません。
2012年に小平市が市制50周年を記念して「玉川上水サミット」を開催した際に「市民版!玉川上水サミット」を開催した「みどりのつながり市民会議」は、「私たち市民は、玉川上水と周辺の緑地の価値を多くの人に伝え、所管する関係機関に働きかけながら、次の世代に残すよう努力する」と宣言しました。貴重な水と緑の空間として多くの人々の生活の一部となり、子どもたちを育む環境となっている玉川上水を現在の美しい姿で残し、後世へ引き継いでいくために、小平3・2・8号府中所沢線建設のための玉川上水の変更許可を東京都に与えないよう、文化庁および教育委員会の皆様にお願い致します。

みどりのつながり市民会議 共同代表 庄司徳治/尾川直子

賛同団体:アトリエ・パンセ、小平市玉川上水を守る会、サロンインストラディバリウス、昭和自然園、すなめりの会、玉川上水再々発見の会、玉川上水の自然保護を考える会、玉川上水ウォッチングクラブ、玉川上水オープンギャラリー、玉川上水ネット、ちいさな虫や草やいきものたちを支える会、どんぐりの会、花いっぱいの会、薬用植物園を守る会、NPO法人こだいら自由遊びの会(2014年10月29日現在)

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