用水路への流水の維持を求める市議会への請願

これまでお知らせしてきたように、小平市は新堀用水胎内堀の「保全工事」にあたり、今年11月から3カ月間新堀用水の水を止める計画です。市内のほとんどの用水路は新堀用水から分水されており、新堀用水の水を止めると水が流れなくなります。

水の流れを止めないで工事することを求める声は多方面から上がり、用水路の水を止めないよう求める会が、5月22日胎内堀保全工事の際の市内用水路への流水の維持を求めて6月市議会に請願を出しました。

この請願は提出後に全会派の賛同を得られることとなり、議長提案を受けて、建設委員会への付託を行わず、6月5日(火)9:00からの6月市議会初日に可決となることになりました。ぜひ市議会の傍聴にお出かけください。この請願の可決が具体的な内容をともなうものになるよう、働きかけを続け、見守りたいと思います。

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4月20日、22日新堀用水(胎内堀)保全事業説明会報告

小平市は4月20日、22日に新堀用水(胎内堀)保全事業説明会を開催しました。

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工事箇所案内図(市HPより)

坑口を15m埋めて「復元壁」を貼る必要性?

 この工事は、①水を止める、②ライナープレート設置、③現在の胎内堀坑口を埋め立ててコルゲート管をつなぎ、坑口を15m下流へ移動、④新しい坑口にコンクリートの擁壁をつくり、FRPの復元壁を貼る、⑤新しい坑口から下流25mまでの北側法面をジオグリッド工法で補強する、という手順で進めるとのことです。

 市は胎内堀坑口は代表的な観光資源であり、後世の人に見せたい、復元壁によって「素掘りのトンネルの土の質感や自然的工法を再現出来る」と説明しました。この復元のあり方には、「歴史的な価値ある遺構ということだから見学用の階段とセットになっているのではないのか。工法の選定によっては陳腐化する」「必要な補強工事だけ行ってそれを展示するほうがよい」「坑口移動の理由が、現在の坑口を模したプラスチックの擬岩を貼るためなら、不要では」「復元をどう考えるのか。新しいニセモノを作るにすぎない」等、多くの反論が出ました。工事のあり方に疑問を感じます。

メンテナンスの心配も

 メンテナンスについての質問も出ました。「ライナープレートやコルゲート管は2〜2.7mmの軟鋼に亜鉛メッキを施すもので、腐食する危険があり、耐久性に問題がある。法面のジオグリッド工法は発生土をプラ袋に入れてつみ上げるもので、プラ袋が破れて壊れ、崩落する可能性がある」という指摘がありましたが、市は意見として承るという回答。市の報告には書かれていません。

水を止めないで工事できないか

 この工事で市内の用水路41kmの水が止まります。生態系への影響について市は「小生物への影響、塵芥物の影響、用水のやすらぎの喪失、風化による護岸への影響がある」と回答。生き物を「可能な限り」保護する活動を行うので、市民や市内環境団体にも協力してほしいと呼びかけています。

 6ヶ月水が止まり、「それまで生息していた生き物の多くが死滅」した新堀用水亀裂事故は平成 25 年(2013)でした(「※玉川上水しんぶん こだいら」8号の誤りを訂正します)。5年経っても生き物は戻っていないようです。市はこれまで市内用水路の生き物の実態調査を行っておらず、まずは実態把握が必要と思われます。説明会では、「生き物を保護するといっても、トンボの卵、カワニナ、ホタルの卵などは拾えない。生態系は全体が大切だ」という声が上がりました。

 「水を止めないで工事できないか」という声は何度も出ました。市は、現在の胎内掘に横穴を掘って中島町南公園内に導水し、公園の釜場から大型の水中ポンプ3台で汲み上げて下流に切りまわす方法で試算すると約3千万円になるため断念したと回答。残土の処理、工事中公園が使用できないなどの問題もあり、大がかりな仮設工事はしたくないとも言及しました。一方、用水路に堰をつくり、ため池状にできないかという質問には、沼さらいで止水をした際、一部地域で用水路にふねを沈めて水を溜める試験を行ったが乾燥してしまった。他の方法を含め、 工事までに検討を重ねると回答しています。

 水の流れを止めないで工事することを求める声は、工事自体には賛成という意見の人を含め、多方面から上がっています。平成27年度から28年度にかけて、市と市内環境団体との検討会が全4回行われており、参加者によると、工事自体については仕方ないという声が多数でしたが、工事に用水路の止水が必要だということが知らせられたのは、平成29年度末に開かれた「工事概要説明会」で、検討会参加者全員が水を止めることについては反対の意見だったようです。市民の間で、市がこうした声に応えてあらためて検討することを求める請願を市議会に提出する動きが出ています。みどりのつながり市民会議でも、情報をお知らせしていく予定です。(お)

工事に伴う用水・上水の止水状況

工事に伴う用水・上水の止水状況(3月29日工事概要説明会資料)


小平市のHPにもこの説明会の報告が掲載されました(4月27日)。当日の説明スライド(配布資料)と主な質疑応答も掲載されています。質疑応答は、市による概要のまとめで、質問や特に意見部分には省略が見られます。

〈小平市〉新堀用水(胎内堀)保全事業説明会を開催しました
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/060/060433.html?ref=rss 

○当日の説明スライド 
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/060/attached/attach_60433_2.pdf (市のHP)
説明会資料PDF

○質疑応答(市が概要をまとめ)
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/060/attached/attach_60433_3.pdf (市のHP)
質疑応答PDF

〈報告〉11月23日(木)「郷土に残る昔のくらし」と玉川上水の保全

「郷土に残る昔のくらし」と玉川上水の保全

2017年11月23日(木)13:20-15:00 津田公民館にて

祝日でしたが、予想を上回る33名の方が参加されました。

はじめに、1978年(S53年)に小平市教育委員会が企画し、㈱東京シネビデオが制作した映画「郷土に残る昔のくらし」を鑑賞しました。映画は、250年前の江戸時代中期に建築された神山家(*1)が解体に至るプロセスと、1654年に玉川上水が開通した後、1656年から小平が開拓されていく歴史が、資料をもとに解説され、当時をしのばせるような映像も映し出されます。夢を抱いてすすきの原の未開の土地に足を踏み入れ、苦節の年月をかけて小平を緑豊かな土地に変えていった人々の息吹が伝わってきます。また、映画が制作された1978年は西武ライオンズが出来た年で、今から約40年前ですが、その頃の小平の四季を背景に当時の人々の暮らしが記録されています。着物姿での農作業風景、盆の迎え火の様子、うどんで祝う正月など、現代とは違った暮らしの姿が見えました。

上映後、映画の製作担当をされた内田和宏さんからお話をうかがいました。内田さんは「現在の小平は当時と風景が変わっているので、昔の映像は価値があるのではないか。」と話されました。制作にあたっては、1967年に市の教育委員会が発行した『郷土こだいら』という本を参考にされたそうです。撮影した場所は、開墾当時のイメージ映像は箱根の千石が原、畑の風景は千葉県等で撮影されたそうです。

参加者の方からは「映画で空から見た小平と比べ現在は緑が減っている。最後には玉川上水と学校の緑しか残らないのではないかと思う」という感想もありました。また、「映画の盆の迎え火の場所はどこ?」の質問に、内田さんは「小川寺近くの家の映像ですが、迎え火は今でもされているのでしょうか」と逆質問され、参加者が「見たことがない」と答える場面もありました。

そして、最後に主催者から、“玉川上水を保全し、今の姿を後世に残していくためにはどうしたらいいか”という問いかけがあり、「世界遺産に登録する」、「震災時に玉川上水の水を使えないか」、「市は用水路を歴史的遺産として守る計画があるが防災時の活用は考えていない」、「行政はたぬき堀(*2)の法面が地震で崩れるかもしれないと言っているが、関東大震災では橋が一ヶ所崩れただけで他は大丈夫だったと聞いている」等の意見がありました。

当日は、玉川上水ウォッチングクラブの宮元さんから、玉川上水の植物と生き物との関係についてのお話もあり、小平の自然にいろいろな面から光を当てる催しになりました。

会場

制作者の内田和宏さん

制作者の内田和宏さん

*1 神山家は、市の指定有形文化財となり、小平ふるさと村に移築されています。

*2 地中を通るトンネル状の堀のこと。小平では、小川橋上流の新堀用水が、明治時代にたぬき堀でつくられ、今も残っています。

 

4月5日(日)Walk&Talk 史跡玉川上水Ⅱ 開催!

本日です。空が明るくなってきたのでWalkもできそうですね!

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玉川上水が国の史跡になっていることをご存じですか? 玉川上水を一緒に歩いて、玉川上水に寄せる想いを語りましょう。

Walk&Talk 史跡玉川上水Ⅱ

4月5日(日)午後1時〜4時 雨天時Talkのみ(小雨はWalkも決行)

☆Walk(ウォーク)午後1時〜

集合:午後1時 小平市民総合体育館前
ガイド、資料提供:矢崎功さん(玉川上水再々発見の会)
協力:玉川上水ウォッチングクラブ(須賀美佐子さん、山根栄子さん)
ガイドの説明を聞きながら、小平中央公園から小川水衛所まで歩きます。

☆Talk(トークイベント)午後3時〜4時
中込敦子さん(元アサヒタウンズ記者、著書『玉川上水—水と緑と人間の賛歌』) を囲んで、玉川上水を語る会(お茶とお菓子付)
場所:津田公民館学習室3(小平市津田町3-11-1)

参加費:300円 申込み不要

主 催:みどりのつながり市民会議
問合せ:midoritsunagari@gmail.com
ブログ:midoritsunagari.wordpress.com/ twitter:@midoritsunagari J3000x3000-32456

3月21日(土)林の作戦会議を開きます

小平中央公園横の林の中に、柵が建てられ、「立ち入り禁止」の札が付けられたのをご存じですか?

小平中央公園横の林は、東側半分が道路(小平3・2・8号線)にされる計画です。今年1月、東京都が林内の道路予定地を購入し、2月から柵を設置しました。

プレーパークや幻燈会、様々なパフォーマンスの場として・・あるいは散策や犬の散歩、朝の太極拳、虫とりなど・・、子どもにも大人にも愛され、市民の憩いの場となってきた林をできるかぎり今までのように使わせてほしい・・。

現在、林に建てられたのは単管パイプの「仮柵」で、小平市が都から道路予定地を借りて管理するなどの方法で、柵を外す可能性はあるようです。

情報を共有し、林をこれまでのように市民が使えるようにするための『作戦会議』を開きます。ぜひ参加して、あなたの意見を聞かせてください。

日時:2015年3月21日(土)14:00~16:00
場所:津田公民館 和室2
主催:みどりのつながり市民会議
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署名活動の現状報告

史跡玉川上水保全署名へのご協力ありがとうございます。現在4100筆を超えたところです。 小平中央公園の林の道路予定地部分を東京都が取得し、管理のために柵を設置しているという現状を考慮し、第二次集約日を3月10日に繰り上げ、3月半ばにいったん署名用紙を提出することになりました。署名は第二次集約日以降も引き続き集めます。今後ともよろしくお願いいたします。

【今後の署名日程】

*2月28日の署名の予定は中止します。申し訳ありません!

  • 3月7日(土)10:00~11:00と14:00~15:00 久右衛門橋にて
  • 3月9日(月)10〜11時 うさぎ橋(小平中央公園南西入口)
  • 3月22日(日)12:30~13:30 こうさぎ橋にて

この署名の詳細は、史跡玉川上水保全署名のページにまとめています。 IMG_1951

署名合計が3960筆を超えました。

署名合計が3960筆を超えました。あと少しで4000筆です! 史跡玉川上水保全署名の今後の署名日程は以下のように決まっています。

○2月15日(日)10~11時 兎橋周辺(小平中央公園南西入口)

○2月28日(土)14〜15時 兎橋周辺(小平中央公園南西入口)中止します。

○3月7日(土)14〜15時 久右衛門橋周辺 (府中街道をわたる橋) 史跡玉川上水保全署名については史跡玉川上水保全署名のページに情報をまとめています。ぜひご覧ください。

署名の合計が2900筆を超えました!

15日(木)の第一次署名集約日を前に、署名用紙での署名とオンライン署名の合計が2900筆を超えました。署名にご協力ありがとうございます。毎日、郵送で署名用紙が届いております。今後、文化庁等に署名を提出予定です。

玉川上水の環境を守りたいと考える方に、さらに、この署名のことを広げていきたいと考えています。引き続き、署名活動にご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。次の署名集約日は3月31日です。

この署名についての詳細はこちらのページにまとめてあります。
https://midoritsunagari.wordpress.com/1-3/

多摩地域のタウン紙asacoco一面に記事が掲載されました!

多摩地域のタウン紙asacoco(アサココ)一面に、12/6のWalk&Talk 史跡玉川上水史跡玉川上水の保全を求める署名、その経緯について、ていねいな記事を載せていただきました。

asacocoのサイトへ(*クリックすると移動します)

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写真も2枚入って、玉川上水に関わる道路(小平エリア)の地図もとてもわかりやすい、ていねいな記事です。ぜひ、お読みください。お読みになって、こちらのサイトをご覧になった方にはわかりにくいかと思い、ちょっとまとめてみます。

Walk&Talk史跡玉川上水については、こちらのページをご覧ください。
(*赤字をクリックするとページに移動します)

史跡玉川上水保全署名については、こちらのページをご覧ください。
(*赤字をクリックするとページに移動します)

オンライン署名のサイトはこちらです。goo.gl/ZuHNCs
※署名用紙での署名とオンライン署名は同一のものです。どちらかで一回だけご署名ください。

今後の街頭署名日程を追加しました。

今後の街頭署名日程を史跡玉川上水署名のページに追加しました。

○11月16日(日)11時〜12時半、14時〜15時半 玉川上水遊歩道きつねっぱら公園子どもキャンプ場周辺(小川町一丁目3005番地)きつねっぱら公園ではプレーパーク開催中です。
○11月22日(土)13時〜15時 玉川上水遊歩道328号線予定地周辺
○11月23日(日)14時〜15時 玉川上水遊歩道328号線予定地周辺
○11月24日(月)14時〜15時 玉川上水遊歩道328号線予定地周辺
○11月27日(木)13時半~15時 玉川上水遊歩道上水公園付近

*いっしょに署名を集めてくださる方、署名場所へ直接いらしてください。お待ちしております。署名用紙が必要な方、ここで新しい署名用紙をお渡しできます。また、集めてくださった署名用紙も受け取ります。

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史跡玉川上水署名のページには、署名用紙、オンライン署名サイト、賛同団体一覧、今後の署名日程、署名板につけるポスターなど、いろいろとまとめています。どうぞご覧ください。